先日、最愛の祖母が他界しました。
90歳でした。
私が中学に上がるまで一緒に暮らしました。といっても、祖父母宅から車で10分くらいのところに引っ越しただけなので、私が社会人になって家を出るまで当たり前のようにいつも一緒にいました。
厳しくもあったかい、鹿児島弁のちゃきちゃきな祖母。せっかちで頑固。字がめちゃくちゃ上手で水墨画や絵画がプロ並み。お裁縫も上手で、ぬいぐるみに着せる服をよく作ってもらっていました。
正反対の超のんびりなおじいちゃんとよくやりあっていたのが、はたから見てておもしろかった。笑
当時はひいおばあちゃんも含め7人で暮らしていた祖父母宅も、今はもう誰もいません。
それがなんともいえず、寂しいのです。
両親が共働きだったので、家に帰るといつもおばあちゃんがいました。
私が保育園を2度も脱走(!)して帰った時の驚いた様子は今でも忘れられません。
小学生の時は、放課後遊んでいて骨を折って帰ってきた私をすぐさまタクシーで病院に連れていってくれたり、近所の犬と散歩中に大怪我をして帰った私を見てこれまた仰天したり。
風邪で熱が出て学校休んだ時はおばあちゃんの部屋で寝かせてもらって、天井の木目がいろんな動物や人の形に見えてなんだか怖くなって「おばあちゃーーーん!」と呼んでみたり。そしてお昼ご飯に作ってくれたちょっとしたおかずがめちゃくちゃおいしかったり。
春になると、学校から帰った私と妹を連れ、セリやつくしを摘みに田んぼまでお散歩したり。その田んぼも現在はなくなって、大きな住宅地に様変わり。もう記憶の中だけの景色。
お葬式ではきっと大泣きするだろうなと思っていましたが、びっくりするほど淡々と終わっていきました。
それだけに、懐かしい思い出が今になってたくさん出てきて、気持ちを整理したくてとりとめもなくここに書いてしまいました。
今ごろ天国でおじいちゃんとまたやりあってたらうれしいな。
おばあちゃん、今までありがとう。